甘やかして、私だけ

*:~



そして、すぐに

いつも帰ってくるアパートの前に着いた…




「大丈夫ですか?」

「…う~む。大丈夫…‼」

「いや。大丈夫じゃないですね…。」


歩けてないし。
と断言された私は八城君に支えられながら部屋の前までたどり着いた…



「…ちょっと、待ってくださいね。」


そう言って、私の代わりにカバンから鍵を探そうとしてくれる・・・



だけど、


__私は思い出した、明日休みだったよね?




”ピンポーン”



「え、ちょっと!!何やってるんですか、あかね先輩!」



慌ててる八城君。だって、ここ私のお家だし。ピンポンくらい押してもOK!!




すると、すぐに、




”ガチャ”



「…は~い。………。」


人が出てきた。


「……あっ。スミマセン。……って、あぁ!!」


「うぉっ。びっくり‼」


耳元の八城君の大声で一瞬目が覚めた…



「あ、スミマセン。でもあかね先輩!!この人、あの時の!!!!」

「ん?」


あの時って、あのお昼ごはんの時・・・


「可愛い子と歩いてたイケメン!!」


いやいや、イケメンって。


「八城君も大分イケメンでしょ~」


そう八城君を、肘でつつくと、


「…あの、もぅ、いいですか?」

「…え?」

「…わっ!」


急に腕を力強く引かれ、家の中に引き入れられる


すると、


「大事な彼女を送ってくれてありがとう。」

「あ、いや……。」


八城君の返事を待たないまま、バタンとドアを閉めた・・・。