甘やかして、私だけ




さらに、次に書かれている言葉を読む



”ですが、恋は引き際も大切です。あまりに反応がなければ諦めて次に進むのも良いでしょう。”




「な、なにこれ…」


サーっと青ざめてゆくのが分かる


だって、これはまさに私に対する戒め?!




将くんの言葉はほぼ冗談だと思って接している私は反応がないとみなされて



諦められて、次に進んでしまうっ!?





「そんなの嫌だ!!」





思わず頭を抱えてしまう



私はすぐに考える



そして、


よし!これは、私が行動を起こさなきゃなんないやつだ!




そう、決心したのはいいものの…




でも、どうしよう、解決策が見当たらない・・・



きっと素直になんてなれないし、



美人でもないから着飾ってアピールもできない



私に取柄なんて・・・





私は、ネガティブモードになりうなだれる



行動で好きって伝えるのってこんなに難しいの?





力なくテーブルに伏せる



それにしても…



「お腹空いたな~」



休日に早く起きちゃうからだよ、もぅ~



すると、テレビから



『只今11時になりました。それでは、最新のニュースをお届けします…』





「あ!ひらめいた!」



アナウンサーの聞きやすい声に反応する




まだ11時なんだ、なんかお腹空いたと思った!



そして今日将くんは仕事で・・・