メニューを受け取りながら僕は彼女に尋ねる。 「今日はお店を閉めたほうがいいんじゃない?僕は今君を抱きしめたい衝動に負けそうだ。」 彼女は僕を見つめる。 「あら大変ね、私自分の気分でお店をしめるなんて事ないけど。あなたの一大事だから今日はお店をしめることにするわ。」 彼女はそっぽを向きながらこう答えた。 ゆっくりドアに近づく。 彼女は看板をひっくり返し、店を閉めた。