「なんだよなんだよ。今日も冷てーな。」



うだうだ言いながら後から隣の席につく伊月。


女子が騒ぎはじめる。




ふと彼女のことを思い出す。



静かに僕を見つめる彼女を。



温かい気持ちが込み上げて、今日はなんだかいいものが出来そうな気がする。