出来るだけ明るく、

「大丈夫だって!」

と答えた。

二人は

「「具合悪くなったら保健室行くんだよ?
引っ張ってでも連れて行くからね。」」

ものすごく怖い顔で言った。

「はいはい。」

軽くあしらった。

そして美琴と一緒に更衣室に行った。

廊下を歩いている途中で、心臓の辺りが痛くなった。

だるさと心臓の痛みに耐えながら着替えた。




体操服に着替え終わって教室に帰ると、すぐにHRが始まった。

「頑張るぞー」とか「勝つぞー」という
声が聞こえてきたけど、ほとんど聞いていなかった。

それぞれの競技場ヘ移動する時に美琴も一緒にいたけど美琴の話に相づちを打つだけで精一杯だった。