「ちっ。しらけた。もう行こうぜ」

「あぁ」

「そうだな」


そう言いながら男達は去っていった。

とりあえず…

助かったのかな?


「で…?何でこんな時間にこんな所にいるんだ?お前みたいなガキが」

「ガキって何よ!?あたしはこれでも高1なの!」

「へぇ~。高1か。小学生だと思ってたんだけど」


確かに真琴の容姿は幼く、まぁいわゆる童顔と言われるものだ。

背も低く、148㎝ほどしかない。

それでも高校に入ってからは、中学生に間違えられることはあっても、小学生に間違えられたことは初めてのことだった。