「宮城?大丈夫か?もしかしてどっか怪我したか?」
「だっ大丈夫です///」
「そうか。気をつけて歩けよ」
「はい///」
そう言って響夜先生は歩いていった。
かっ……………
かっこよかったぁ!!
ぶつかってきたあたしに怒りもしなかった。
やっぱ、大人の男の人ってあんな感じだよね!
新木隼斗は大違い…
って…
あぁ!!
あたし、新木隼斗のとこ行かなきゃいけないんだった!!
あたしは数学教材室まで走った。
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「ハァッ…ハァッ…ハァッ…。スゥーハァー」
あたしは走って乱れた呼吸を深呼吸をして直し、意を決して入ることにした。
トントン
「新木先生いらっしゃいますか」
「入れ」
それだけが聞こえ、いたことに落ち込みながらもあたしは中へと入った。
