私は昼休み、門馬がいる休憩室に行った。

「あっ、門……」

声を掛けようとすると、女の子が門馬に話しかけて、一緒に笑っている。


フワフワ髪の女の子。

門馬は、ああいう可愛い女の子が好きなのかな。


その時ふと、門馬と目が合った。

「またね。」

そう言って、女の子は門馬の側を離れた。

その女の子は、ちらっと私を見ていく。


もしかして、あの女の子も、私と門馬の間を疑ってたりして。

なぜかニヤつく私は、どうしてしまったんだろうか。

とりあえず気を取り直して、門馬の側の椅子に座った。


「あのさ。突然なんだけど、今日の夜暇?」

「今日?突然だな。」

「あの、合コンがあってさ。女の子もう一人くるから、門馬に相手してもらいたくて。」