次の日






「ごめん、待った?」




「全然。行こう」






私はまだ、夢を見ているようだった




でも、本当なんだよね






「おはよう」




「あっ!茉菜、もしかして……」




「うん」




「おめでと~!!よくやった!!」




「応援してくれて、ありがとう!2人共!」




「いいえ~」






本当にありがとう、美紗、亜希




私たちはワイワイ話しながら、学校に着いた






「えぇ~。小川くん、彼女できたのー?」




「でもその相手が「高嶺の花」の中林さんだし、仕方ないよ」




「中林さんに彼氏……」




「ちくしょー。小川の奴、覚えてろ」






学校のみんなからはあまり歓迎されてないような……






「茉菜、屋上行こう」




「う……うん」






ちょっといづらいもんね




空をあんな目で見てほしくないし




屋上に行くまで、数分かかった




私と空のことで、学校中が騒いでいるみたい




まぁ、「高嶺の花」って言われるほど、目立ってるしね




無理もないか