そして……




はぁ……はぁ……




もう、帰ったかな?




……はぁ……はぁ…




また……ダメだった……






「……茉菜」






誰かが私を呼んだ




私はゆっくり後ろを振り向いた




すると……






「……空!」






そこには空がいた




よかった




まだ、帰ってなかったんだ






「陽光と帰ったんじゃ……」






少し動揺してるようにも見えた




私はそんなのお構いなく言った






「……空。話があるの」




「……何?」






何かを察したのか、空が聞いた






「……」






言うの……!






「……空のことが好きです」




「!」




「ちゃんと……こうやって伝えたかったの」




「……」






振られたくない




空がどう思っているのか知るのが怖い




でも……!!






「今、返事がほしい」




「……」





この時のことを、私は後悔することになった




告白しなければよかったって






「……ごめん」