「ほら、はよ行き」




「……ごめんね。ありがとう!!」






空に想いをちゃんと伝えなきゃ




そう思って、私はその場を走り出して後にした






「俺は、これでも本気やったんやけどな。……けど、茉菜の悲しむ顔は見たない。ちょっとは手伝どうてあげられたんかな?」






陽光のそんな言葉も知らないで




走ったら、まだ間に合う!




急がなきゃ!