琴乃は私の柔らかい声に顔をあげた。


『私を苦しめた罪、償ってもらわなきゃねぇ』

「…ひ、ゃ…!!」


私は琴乃の髪を軽く掴んだ。

琴乃は驚いて目を瞑る。


『ねぇ?償ってくれるよね?』

「…うんっ…絶対、やくそくする……」


琴乃は顔を青くした。

私は口角を少しあげ、琴乃に微笑みかける。


『だよねっ★』

「行こう、椿沙」


彩が言うと、私は琴乃に『バイバイ』と明るく言い、その場を後にした。


待っててね琴乃

今からあなたに仕返ししてあげる…