Larimar -麟桜-

「紅杏美味しいか?」

「うんっ!すっごい美味しいよ!」

兄のこの部分は本当に尊敬している。

だから食べ終わってから必ず

「今日も美味しい朝食ありがとう。
ご馳走様でした。」

と言うようにしているが、これも後5日で無くなると思えば悲しい…

「どうした?」

それに気付いたのか、兄は心配そうな顔をしながら顔を覗き込んでくるので、

「海兄のご飯と紅茶の時間が無くなるのが
悲しいなって…笑」

と、少し素直に話してみた。 すると…

「大丈夫だ。紅杏?いつでも帰ってきていいならな。」

優しくそう言ってくれる。

この時間は本当に幸せだなぁ。なんて思っていると ドンッ!

「?」

そこには「え」というような顔をした爽汰。

「爽汰どうしたの?早くご飯食べなよ!今日はアールグレ…」まで言うと、

「おい紅杏お前さぁ、時間大丈夫なのかよ?何時に付かないといけないんだ?」

「えぇ?そんなの大丈…」























あぁ!!!!やってしまった。

8時までに行かないといけない学校。

現在時刻は7時57分。

ここから電車で20分…