君のように羽ばたける日々を

そう言う翔は、見たことないぐらい真剣な目

をしていた。

長年一緒にいるけど、こんな目をしていた時

は1度もなかった。

「と、とにかく! その子を見れば、悠真も

俺の気持ちが分かるよ!!」

「そーか、分かった。見とくよ」

どーでもいいように振舞ったが、内心

気になっていた。翔の話を聞いてから

俺の頭の中は転校生でいっぱいだった。