君のように羽ばたける日々を

俺だって仲良くなりたいよ。

そう言いそうになり、必死に感情を抑える。

「俺は別にいいよ。皆で行こうぜ」

俺の言葉に、3人とも嬉しそうな顔をした。

和やかな雰囲気のまま話が弾み、あっという

間に学校の最寄り駅に着いた。

学校は駅のすぐ近くなので、駅を降りると

同校の生徒で溢れかえっていた。