「おはよう」

俺も挨拶したが、声が少し震えた気がした。

「おはよう悠真」

にっこり笑う美桜にドキッとする。

「おはよ、悠真」

「おはよう絢香。2人とも同じ駅なんだな」

「うん!! 今日たまたま会って、一緒にきたの」

そう言って笑う絢香はなんだか嬉しそうだ。

「てか偶然だよな、4人とも同じ時間なんて」

「ほんとほんと、びっくりしちゃった」