ジリリリリリリ―。

携帯のアラームが俺を呼ぶ。

「…全然眠れなかった」

あのあと、興奮で目が覚めてしまい

なかなか眠ることが出来なかった。

アラームを消して、携帯をいじっていると

ピコンとLINEの通知がきた。翔からだ。

「昨日はありがと! いつもの駅で待ってる」

「了解!!今日も喋れるといいな」

メッセージを打ちながら、俺はなんだか

複雑な気持ちだった。