「お前、何してくれてんの」

翔が叩いたと分かった途端、怒りが

収まっていくのが自分でもよく分かった。

「いや、気持ちよさげに寝てたから、つい」

アハハと笑いながら言う翔に呆れた。

「なら、寝かせてくれよ」

「朝から学校で寝てる奴がいるか!!」