そしてふかふかそうなソファにイケメンが施してくれたので大人しく座る。


そしてまっさきにイケメンが私に言った。


「お前のお父さんはうちに多額の借金している。」


それは知っていた。お父さんは40万もの借金をしている。


イケメンは私の考えを読めたみたいな感じに予想外の事を言った


「100万の借金をしている。少しずつはかえってきているが今日で期限が切れる。今かえってきているのは10万しかかえってきていない。」


「えっ？？」


私は疑い深かった。なぜなら私がお父さんから聞いていた金額を

大幅に多額だからだ。たしかに娘に借金のことはそこまで詳しく教えなくてもいいが

うちは父子家庭だ。少しくらい頼ってくれたってよかったのに…

と涙をこらえていた。

イケメンがなにかを提案してきた。


「そこでだ、お前がいまから俺と付き合って16になったら結婚を約束してくれるのならこの借金はこちらが全部負担しよう。」


その言葉に固唾を呑んだ、この男と付き合って結婚すればお父さんの役に立てると思ったからだ。


お父さんはお母さんと離婚してから少なからず元気がない。


そして私は腹をくくる事にした。


「その条件飲み込みます。」


そう言った。


この一言でこれからの人生が急変することをまだ奈美は知らなかった____