抱きしめてくれた田中の胸の中は
暖かくて
ドキドキして

そのドキドキが私の音か、田中の音か分からない

けど、私の体温があがり
顔が、身体が暑いのは確かで

この気持ちは、恋だと思う

優「田中、帰ろっか」
陸「っえ?っあ、うん」
正直いって、早く帰りたかった
早く田中から離れたかった
このままいると、私が私じゃなくなる気がした