散る葉に降る雨

葉透は1度、言葉を区切った。

本宮を見ると、もう息をしていなかった。

だけど、言葉を続けた。




「浮気相手は、警察の人間だと気付きま
した。優雨が死んだら、必ず出てくると
感じていました。予想通りあなたは来た。
浮気がバレたら困るとばかり考えていた
あなたは僕を疑おうとはしなかった。
愚かだ」