散る葉に降る雨

葉透は、ミルクと砂糖を入れた後、小麦粉を
ひとつまみ入れた。


本宮はそれに気付いていない。

「どうぞ。」

と、目の前に置くと、もう1度キッチンに
戻り、今度こそ片付けを始めた。




10分程して、片付けを終えた葉透は、本宮の
前に座った。

手に持っているコーヒーに小麦粉は入れて
いない。