本宮は立ちあがり、葉透を出口へと案内した。











今、1番疑わしいのは彼だ。












しかし、本宮が見た感じでは、彼が
上村優雨を殺したとはとても思えなかった。


彼が警察庁を出る直前、

「上村さん。」

本宮が言った。


「後日、お家に伺うことがあると思います
が、優雨さんの亡くなった状況を確かめる
ためなのでご理解願います。」


「分かってます。」