それからは、麟華はよく赤根を目でおうようになった。

二人は話すわけではなかった。

麟華の受ける暴力はずっと続いていて、

たまに公園で泣くことがあった。

学校でも、麟華に友達ができることはなかった。

それでも麟華は、学校に行った。