「よしっ!ここだよね!」


地図を確認しながら前の家を見る。


「・・・うん。ここだよ・・・ね?」


目の前にある家は・・・ここはどこかのお城ですか・・・?

とてつもなく大きい家、オシャレな外見・・・。


こんな家なら、使用人さんとか雇えるでしょ。


それなのに、何で私みたいな高校生に・・・?


そんな事を考えたってしょうがない!


私は恐る恐るインターホンに近づく。


「あぁ~、緊張する・・・」


ピンポーン


「はい。今出ます。」


インターホンから聞こえたのは明らかに男の人の声。



え・・・まさか男の人なの!?

そういえば店長に住人について、何も聞いてない!!


1人焦っていると、ガチャリと音が鳴りドアが開かれた。




ドアから出てきたのは・・・

髪の毛は水で濡れ、上半身裸の・・・男!!!



あ、あ・・・やっぱり男だ・・・!!

しかも、何で上半身裸なの!?


・・・って、そんなことより挨拶しなきゃっ!