iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「猫に噛まれたんだ」

ニコニコ笑いながら話す神島仁。
私はいつ猫になったんですかね。

「あれ?仁、猫飼ってたんだ」

坂本君、コイツの話はまともに聞かなくて良いから。

「最近飼い始めたんだ。でも全然俺になついてくれなくて」

「一生懐かないと思いますよ」

私はスープを飲みながら素っ気なく言ってやった。

「そうならないように努力するよ」

神島仁は私の方に顔を向けて自信満々な笑顔で言う。
何処から来るのよ、その自信。

「あ」

坂本君が突然呟いた。
顔を向けると彼は突然ポケットから携帯を取り出した。

「電話だ。ちょっとごめん」

坂本君は席を立った。