iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「亨ー?誰だったのー?」


え?


部屋の奥から聞こえてきた可愛らしい高い声に、心臓と脳が一瞬で鷲掴みされた。


「お客さーん!」

彼は奥の部屋にいるらしい女性に向かって少し大きな声で言った。


もしかして……




「彼女……?」

「あぁ」


その返答に脳には鈍器で殴られたような衝撃。