iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「大丈夫か?」


聞こえてくるはずのない声が間近から聞こえて、私は勢いよく目を開けた。

目の前には心配そうな表情の坂本君が居る。


「坂本君…何で居るの……?」

だって先に行ってって伝えたのに……


「体調悪そうなのに放っとけないよ」


その言葉に目の奥が熱くなる。


「叶内さんと待ち合わせしてるんじゃないの?遅れちゃうよ?」

「大丈夫」

そういうと坂本君は私の顔を覗き込むように屈んだ。
突然近くなった彼の顔に私は視線を外す。