iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

やっぱり認めてもらえないの……?


「……もう勝手にしなさい……」

諦め掛けたその時、ポツリと聞こえた。

その言葉を聞いた瞬間、私は目を見開いて頭を下げた状態で隣の仁を見た。
仁も私と同じ体勢で、同じ顔をして私を見た。

私達は上半身を素早く起き上がらせて回れ右をした。
扉に居た会長はそのまま部屋から出て行ってしまったけれど、

「「ありがとうございます!」」

私達は御礼を言って再び頭を深く下げた。


「莉緒!」
「ちょっ!」

そして頭を上げた瞬間、仁に強く抱き締められた。

社長とお母さんが目の前に居るから止めて!