iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「仁くーん!」

神島家の屋敷前に車が着くと、すぐに玄関から仁のお母さんが飛び出してきた。

「母さん、離して下さい」

車から降りた仁に飛び付いたお母さん。
相変わらずだな。

「今日は祖父さんに話があって。今、居ますよね?」

「居るけど、どうしたのーーって、貴女……」

仁の車から降りると、仁のお母さんは私を見つけると目を見開いた。

「こんにちは、お久しぶりです……」

頭を下げて挨拶をした。
恐る恐る顔を上げると、仁のお母さんは私に笑顔を向けてくれていた。
その顔を見て、少し緊張する心を落ち着かせる事ができた。