「オムレツ、美味しい……」
次の日の朝、私は感動のあまり半泣き。
「莉緒は昨日から泣いてるのか、笑ってるのかわからないな。でも、そんなに感動してくれると俺も嬉しい」
「ふふっ」
仁は私の感想を聞いて嬉しそうに笑っている。
男の人の手料理なんて初めて。
しかもお玉が新品だった仁の手料理。
昨日、こんな朝を仁と迎えれるとは思ってもいなくて、嬉しすぎてずっと目は潤みっぱなし。
「あ。亨に連絡しないとな」
「え?坂本君?」
「莉緒、携帯変えただろ?亨もずっと心配してたから」
坂本君…心配してくれてたんだ……。
胸がじんと熱くなる。



