iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「私が、追っ掛け、なかったら、どう、してたの?」

「そんな選択肢考えてなかったから」

こんな強気な仁も久しぶり。


「私で、良いの……?母親は、最低だし、私は、何も、無いよ……?」

私は嗚咽交じりに仁に問い掛ける。


「俺は、莉緒が良いんだ。いい加減わかれ」

そう言うと更にキツく抱き締める仁。


「ごめんねっ……迷惑、掛けて……」

「そこは迎えに来てくれてありがとって言って」

「仁、ありがとう……っ」

「半年間……本当に心配した……」


この温もりも、香りも、全てが愛しい……。


私は仁の背中に手を回したまま咽び泣く。