iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

でも貴方だけは諦めきれなかった。


この愛だけは捨てられなかったの。


仁だけは欲しいの……。


私は仁の背中に追い付くと、勢いよく飛び込んだ。


「要らないわけない!仁とずっと一緒にいたいの!だから行かないでっ!」


私はそう叫び、仁の後ろから手を回すと咽び泣いた。


「莉緒……」


私の手を掴んで振り返った仁は私を見て柔らかく微笑んだ。


「仁……っ」

その顔も久しぶり。

ずっと見たかった優しい顔。