iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「って言ってもさっきからイケメン眺めてるだけなんだけどな!」

アハハと大きく口を開けて笑うセナさん。

「勉強になってないじゃないですか」

私にも笑いが伝線。
やっぱり大阪の人は陽気で良い。

「でも見てみぃ!イケメンやから!」

「え」

私は目を見開いてしまった。

セナさんが見せた雑誌の中には、ずっと逢いたい仁がいたから。

私は思わず雑誌をセナさんの雑誌を握る両手で掴み、食い入るように雑誌を見てしまう。

「なんや、やっぱりリカちゃんもタイプ――――って、何で泣いてるん!?」

「……ごめんなさい……びっくりさせてしまって……」

勝手に涙が溢れていたようだ。