iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

でも貴女は変わらない。

いつでも貴女はそうだ。

お父さんが出て行った時も。

私が大学を諦めた時も。

貴女はいつだって自分の欲だけを優先して変わろうとしない。


「……私と親子の縁を切って」

「は?」

「お金は私が一生を掛けてでも神島さんに返すから。お願いだから、もう私を解放して」

私が睨みながら言うとやっと目を見開いて驚いた。

「本当は戸籍を抜けたいけど、血の繋がりがある親子は法律上離縁は無理らしいから。もう私は此処に二度と帰って来ないから」

「莉緒……本気なの……?」

母は今頃、少し焦った表情を見せる。