iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

会長と一緒にマンションを出た。
拒否権の無い私は会長の車に大人しく乗り込む。

アパートに戻ると私は、リビングの引き出しにずっと入れておいた仁の香水とライターを掴んでトランクに入れた。
あとは今までの卒業アルバムと写真。
もうこれだけで良い。

残りの物は処分してもらうように頼んで、フミさんと林さんに手紙を書いた。
書いた内容をまたチェックされた。

「では部屋の鍵を頂こう」

言われるがまま私は会長に部屋の鍵を渡した。

「二度と仁の前に現れるな。私の前にもな。では、ごきげんよう」

そして冷酷な顔でそう言い放つと会長は私の前から去って行った。