iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

堪えてた涙が滝のように頬を伝う。

涙が止まらない。

泣きながらあの白いドレスを探すと、一番端っこに掛けてあるのをすぐに見つけた。

私はもう貴方に会うことも許されないけれど、この想いだけで充分……。

ありがとう、仁……

ずっと大好き……


私は涙を拭いた後、白のドレスを取ると抱き締めながらクローゼットから出た。


「あと仁には諦めさせるような手紙を残してもらいたい。あの子は諦めが悪いからね」

リビングにドレスとトランクを持って戻ると、会長にそう言われて仁に手紙を書いた。

『やっぱり坂本君のところに行きます。お世話になりました。 鈴宮』

「それで良いだろう。では君のアパートに向かおう」

会長は全てを知っているかのように納得した。