『ピンポーン』


突然インターホンが鳴り響いて、私は体をビクつかせた。


誰……?

もしかして、仁のお母さん?

それとも違う人……?


少しずつ足元から恐怖が這い上がる。

私は恐る恐るモニターへと向かい、画面を覗き込む。

モニターを確認すると映し出されていた人物に私は思わず目を見開いた。