iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

『コンコン』


暫く泣いていると突然ノックの音が聞こえて私は体を一驚させる。
涙を拭いながら、とりあえず返事を返す。

「はい……」

「鈴宮。服を着て、髪をしっかり乾かして。パジャマとドライヤーここに置いておくから。あと明日、仕事休んで」

「でも……」

「体と心をゆっくり休めて」

拒否させない強い仁の声。
私のせいで気を遣わせてしまった。

「分かりました……」

「俺もお風呂に入るからゆっくり休んで。おやすみ」

「おやすみなさい……」

そう返すと去っていく足音が聞こえた。