iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

その言葉に驚いて顔を上げると仁はふてぶてしく笑っていた。
そんな強気な仁が出会った頃の仁と一緒で、私の鼓動は勝手に高鳴る。

「……行きません、無理です」

でも私はそれがバレないように目を伏せて答える。

「じゃあ、あの家に一人で帰れるのか?一人で会社に来れるのか?」

「……」

「俺が守ってやる」

「え」

まさかの一言に私は驚いて顔を向ける。

「俺が鈴宮を守るから」

仁は真剣な顔で私を見据える。

その言葉に私の胸は熱くなる。


「亨の親友として。亨に後ろめたさがあるなら俺が電話して説明する」

が、一瞬でまた冷め切った。