iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「だから神島さんの家だけはもっと無理です」

私は強い口調で目に力を籠めて言った。
自分にも言い聞かせるように。

「そうか」

それを察したのか仁は薄く笑うと俯いた。

「これ…ありがとうございます……」

私は自分に掛けられているスーツを仁へと返す。
仁はスーツを受け取った。


本当は傍に居て欲しい……でも無理だから……。


「私、帰ります」


これできっと諦めてくれる――――


「でも鈴宮は俺の家に連れていく。鈴宮が何と言おうと最初から決めてたから」

「え」