iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

その温もりにさっき追い掛けられていたのは夢だったと気付いた。
私の体は小刻みに震えていて、頬には涙が伝っていた。
そして、

「私、寝てた!?仕事は!?」

自分が会社で寝てしまった事にも気付いた。

慌てて体を起こすと、仁の部屋のソファーの上だということにも気付いた。
そして私に掛けられてる仁のスーツの上着にも。

「今は一七時半。でも大丈夫。鈴宮は心配しなくて良い」

仁は私からパッと手を離した。
私は離された手を見ながら呆然としてしまった。

さっき、名前を呼ばれた気がしたのは夢だった……?

さっき、まだ好きでいてくれると感じたことも勘違いだった……?