iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

私はタクシーで一人で帰ることにした。
パトカーで送ってくれると言われたが、他の社員に迷惑が掛かったらいけないし、騒ぎ立てるようなことはしたくなかったから。
婦警さんが気を遣ってわざわざ女性ドライバーを呼んでくれ、更に私服に着替えて家まで一緒に乗ってくれて、玄関までついて来てくれた。

家に着くと私はすぐに鍵とチェーンを掛けた。

一人になるとまた体が震え始めた。

体の震えが治まらない。

怖い……。

体が気持ち悪くて、浴室に駆け込み、シャワーを浴びた。

体中をゴシゴシと洗うが、男の気持ち悪い手触りは消えてくれない。

お風呂から出てから恐る恐る洗面所の鏡を覗くと、鏡に写る私の左頬は痛々しく腫れていて、紫色の大きな痣が出来ていた。

その顔を見るとまた涙と震えが。

歯はガチガチ音を立てる。