iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

今日は一人で歩いて帰ることにした。
坂本君から逃げるために電車を止めようと決めたことだが、健康にも良いし、満員電車は嫌だから続けていた。




次の週、偶然に目にした携帯会社のあの案件の書類。
私の提案した企画がどんどん現実化を帯びていた。
来週はキャストとの打ち合わせらしい。

でも、案件よりも気になってることがある。

それは仁の誕生日。

やっぱり仁は婚約者と過ごすのかな……




そしてついに九月二九日。

オフィスでは女子の一部が仁に誕生日プレゼントを渡していた。

心の中でおめでとうと呟きながら、それを私は羨望の眼差しで見ていた。


その日の夕方。
今日は仕事をする気分にもなれなくて、残業はせずに仕事にキリをつけて帰ることにした。