iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「仁は会社が好きだから……それに両親の仲は悪かったかも知れないけれど、両親のことは尊敬してる。仁はあったかい家庭に憧れてたから、駆け落ちなんて考えてもいないと思う。皆に祝福されて幸せになりたいと思ってると私は思うから……」

「そうだな。鈴宮は仁のこと、分かってるな」

「坂本君…一つだけ、お願いして良いかな……?」

「何?」

「坂本君と付き合ってること、使わせてもらって良いかな?」

「鈴宮がそうしたいなら」

「ごめんね……」

「辛いことがあったら、いつでも電話して。話聞くから」

「うん…ありがとう…元気でね……」

「あぁ、鈴宮も」


最後に坂本君は穏やかな顔で笑った。