「情けねーヤツらだな」 「……」 私はあれから荻野さんとの話していたら、話に耽っている間に仁は初日同様皆を潰していた。 「鈴宮は亨を送って帰って」 仁は私に目も合わさず告げた。 坂本君と私が付き合っていると思ってるから、私に言ったのだろう。 胸が苦しい。 すぐ近くに仁が居るのに、物凄く遠い距離に居るように感じる。 この苦しい空間から開放される事にホッとする自分と、突き放されているように感じて傷ついてる自分が居る。 自分でここに残ると決めたのに、一々傷付いて本当に情けない……。