「……俺に失望しただろ」 その中、沈黙を破ったのは坂本君。 先程知った真実に動揺しているようで声が掠れていた。 「そんなことない。だって坂本君は何も知らなかった……」 「俺、流産したって聞いた時、ホッとした」 「え」 私はその一言に目を見開いて何も言えなくなった。 「こんな俺の所に赤ちゃんが産まれてこなくて良かったよ……」 坂本君は自嘲するように笑った後、 「……俺、会社辞めるよ」 力ない声で呟いた。