iNG 現在進行形の恋【濃縮版】

「坂本君がここに残れるように、坂本君のために、全て……」

私が溢すと、叶内さんが私へとバッと顔を向ける。


「そうよ!亨に迷惑が掛からないように去りたかったから!これで満足!?」


坂本君のためにだなんて……。

しかも本人には何も告げずに、誤解されたまま立ち去るつもりだなんて……。






「麻耶……」


そこへ飛んできた低い声。


「と、おる……」


声の方へ振り向くと坂本君が呆然とした顔で立っていた。


二人ともお互いの顔を見ながら呆然としている。
私もだ。