「そんな簡単に切り換えられません……」
私は思わず俯く。
「だって今ハッキリ言ってやらんと莉緒ちゃんをほかっといたらこのまま十年、二十年経ちそうなんやもん」
「……」
言い返せない自分がいる。
「やっぱり諦めるしか、無いですよね……」
口からは力無い言葉しか出ない。
「奪う気が無いならな」
奪う……
「そんなこと出来ません!」
出来るわけ無い。
そんなことをしたら坂本君も絶対苦しむし、彼女だって……。
誰かが苦しむ恋なんてしたくない……。
「じゃ新しい恋や。あ。良い相手いるやん」
フミさんは何かを思い付いたように手をポンと叩いた。
私は思わず俯く。
「だって今ハッキリ言ってやらんと莉緒ちゃんをほかっといたらこのまま十年、二十年経ちそうなんやもん」
「……」
言い返せない自分がいる。
「やっぱり諦めるしか、無いですよね……」
口からは力無い言葉しか出ない。
「奪う気が無いならな」
奪う……
「そんなこと出来ません!」
出来るわけ無い。
そんなことをしたら坂本君も絶対苦しむし、彼女だって……。
誰かが苦しむ恋なんてしたくない……。
「じゃ新しい恋や。あ。良い相手いるやん」
フミさんは何かを思い付いたように手をポンと叩いた。



