「坂本さん、彼女居るんか。しかもあのチームのメンバーって……莉緒ちゃん、ホンマに可哀想やな……」
私のために悲しい表情を作るフミさん。
私達は親睦会の前にカフェに入って話をしていた。
「話を聞いてくれてありがとうございます。誰にも話せなくて苦しかったので助かりました」
正直気付いてくれたことに今は感謝。
ずっと心の中に溜め込んでいた想いを話して気持ちが凄くスッキリした。
私もこの無意味な気持ちの捌け口が欲しかったから。
「ほんなら新しい恋、探そ!」
「え」
フミさんは突然人差し指を立てて有り得ない提案してきた。
私はフミさんの言葉に固まる。
「五年以上想ってたのに再会したら彼女持ちやろ?んで、莉緒ちゃんは彼女さんから坂本さんを奪う気も無い。そんな相手を想っても自分が苦しいだけや」
た、確かにそうだけど……



